SAKAGUCHI KEN FACTOY,inc. 2-14-10 Misyuku,Setagaya-ku,Tokyo,Japan 154-0005 TEL:03-3424-2304 FAX:03-3424-2341
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030◆始めたら、始まり、、、、
    まだ、まだ、は、どう生きるか、ってコト。



  2004年1月1日は、四国に居た。「dead start」のコト。ずっと考えてた。ゼロに戻れって、いただいた人生のリセット機会にゃ、始めなきゃ!!始まらない!から、か。。。。  ホント、こうやって、自身また変化できたのも。生きてるからだもん。みんな、確実に死に向かって、生きてるんだから。どう生きるか、ってコト。始めなきゃ!そうッ!始まらない!
 ストイックに、個に、自身に、まだ、まだ、向かえるってことは、まだ、この阿呆な男にも、余生でやること、あるんだもんよ。

  遠洋漁業の船乗りだったオレなんかのオヤジは、、、、そうだ!8mmFILMとか。そうだ!よく、撮ってた!そうだ!8mmFILM!、、、実は、オレなんかも、幼少時にFILMの編集とか、手伝って、自宅で上映会とかしてたよなぁ。。。。なんて、思い出したように、1960年代の世界中のFILM!ってヤツが見たいなぁ。。。なんて、ひっぱり出して来てもらった。オレなんかが、産まれた頃の、この星って、やっぱ見たいからね。こんなキッカケから、、、、「オレって これ やるために 産まれて来たんだ」とにかく!「これ」 を考えるコトに集中した。そして、また、「これ」 を考えるロケに出ることも、決めた。直感!

  1月アタマから、ガンガンと人と会った。あらゆるジャンルの表現者に「dead start」のヴィジョンを、残らず、ブチまけた。
  そんな頃。『レッドシュ−ズ』のオールナイト・イベント [ WEAR RED SHOES ] でのライヴ・ペインティングをDJモンティ−ヌから依頼される。オッ!イイじゃんって!直感!ナイスなタイミングで!新世代ア−ティストとコラボだッ!、、、、って勢いで、これまた、ひさびさに、高校時代の同級生にコンタクトを。面白い絵を描くヤツをインフォメしてもらった。
NORIとの出会いだった。なんだか、初めて会ったような感じが、しなかった、不思議。なぁあんにも、考えないで、そのまま、ライヴ・ペインティングに誘ったのだ。「オレって これ やるために 産まれて来たんだ」とにかく!「これ」を感じた。

  「絵」。借りモノでは、ない。その人の生命が、あるのだ。 始まった。「絵」だ。「絵」があるッ!

  NORI には、そのまま、これから、始まる、未来のオレ周辺のヴィジョンをタップリと伝えた。

  『Lucy』って謎の怪人たちが、動き出す。って、いつもの、夜な夜な、集会を、、、、『BUCK-TICK』のIMAI。そしてKIYOSHI。2ギタリスト。そして、OKAZAKI KATSUSHIGEからなる新しいバンドだ。そのプロジェクトの「絵」だ。「絵」。都内某所で秘密裏に進行中、NORI と一緒に遊びに向かった。ニヤリとした。これは、ヤッパ、こう来たねぇ!カッコイイのだ!ここには、新しい時代の、新しい世代の「これ」が、育っていた。
  オレなんかは、アルバム『Mona Lisa OVERDRIVE』引っさげての BUCK-TICK 2003 TOUR からのベストLIVE CD&DVD『at the night side』のア−ト・ワ−クとDVDオ−プニング映像と。、、、、、、、、オレのコワレかけた頭で、見た夢・OVERDRIVEの、続編!ってヤツを完成させた。表情すべてを暴走させて、誕生に向かう、瞬間ってヤツを、ね。特に、CG作家の岡田くんと、trees of life清水くんと一緒になって制作したDVDオ−サリング画面のオ−プニングは、自信をもって、3ヴァ−ジョン。みんなお気に入り! みんな、突っ込んでやったんだ。快・感。は。こっち、だ。時間経過を忘れてしまうくらい、ハマリ込んだよ。

  この制作過程でも、「映像」。借りモノでは、ない。その人の生命を、考えた。 始まった。「映像」だ。「映像」があるッ!

  「映像」の、こっち、だ。を未来に向かわせるべく、これまた映像の新世代ア−ティスト飯島和良を、誘って。カメラマンMASAを、誘って。LEMONedのスタイリスト井上美紀を、誘って。『hide』1996版カレンダーのアートディレクション。この続きを撮影にL.A.に向かう計画を進めた。メキシコまで、そのまま、そのまま、、、、直感!ストレ−ト!ロケ!なのだ!
  過去なんかに、止まらない、最新型のSPIRITSを連れて。
  そして横山和俊。『BUCK-TICK』のマニピュレ−タ−である。オレは、横ちゃんに、最新型 [dead start MIX2004] リミックスによるアンビエントミュ−ジックの制作を依頼した。こいつを、「dead start」の「これから、始まる」にした。こいつを、バラまきしちゃおッ!と。

  『hide』は、2004年も精力的に動く。[hide FILM GIG TOUR] は、4・3よこすか芸術劇場からスタ−トして全国をゴ−ランドした。
その会場や、hide MUSEUMで、、、、

SAKAGUCHI KEN FACTORY WORKS「dead start」2004・10・16

こんなタイトルのCDをバラまいた。何なんだか、さっぱりわからない。そんなスタ−トだった。

「貪欲なグラフィックとミュ−ジックは世界を超え、どこまでも続く」「あらゆる表現方法をジャンルを超え、どこまでも続く」 1991年開催時から、変わらない、こんな意思表示だった。

_人は死をむかえて0にもどり_人の心に"スタ−ト"としてきざまれる_

In facing the moment df dying, a man gets back to ZERO, And carve a sign of "Start" in his heart.


変わらない、こんな意思表示は、その後、あらゆるジャンルの表現者に広げていった。
  L.A.からメキシコまでの「dead start」シュ−ティングから戻ったら、なんだか、ものすごく美しい月が、お迎えしてくれた。『Lucy』って謎の怪人たちの [ ROCKAROLLICA ] が、お迎えしてくれた。NORI からも、その、3人の「絵」を見せてもらった。そのスケッチ・ブックには、気になるギタ−のスケッチまでも。
、、、「オレって昔さ、『LUNA SEA』のデモトラック聞きながらイメ−ジして、ジャケット撮影のために棺桶つくって、そのまま自宅のテ−ブルにしてたんだよォ、、、、」なんて話してたら、、、、
 『Lucy』このギタ−創るんですよッ!なんて!NORI!素晴らしいじゃん!そして、3人の「絵」キャラクタ−!
スケッチ・ブックって、ホント、イイなぁ。。。イイッ!絵コンテをメンバ−&スタッフに提示する。ア−トディレクションの基本。「絵」。そいつを伝えておいて、よしッ!って!さらに!実感する!そして、サウンドも、ロッ!ケン!なんだから!眼光を照り輝かせるよな、ア−トワ−ク!しか!ない!
 tour 『Lucy』Lucy Show〜Shout,Speed,Shake your ROCKAROLLICA〜に向かって、さらに、加速していった!!!
  『hide』は、FILM GIG TOURを終え、横須賀に帰還する。献花式に出席すべく、オレは横須賀に向かった。前泊して、なぜだか『Lucy』の怪人のひとり KIYOSHI と2人''ドブ板''のBarで、お互いの、未来を、仕掛け人同士で語らった。ニヤリッ!

  ところが、横須賀プリンス・三浦の間でのパ−ティでは、なぜだか、頭の中の、もうひとりのオレが暴走仕始める。これまた、何なんだか、さっぱりわからない。激痛なのだ。みんなの前、スピ−チで何を喋ったのかすら、分からない。こんな激痛はじめてだったが、なぜだか、自宅に戻ったら治るって不思議なイメ−ジだった。早く、帰れと、未来に向かえと、「dead start」の「これから、始まる」を考えろと。中枢神経に聞いてみる。そして、東京に戻って、独りになったら、スッキリ治まった不思議。と、いうか、確信。
  ごく、普通のコトが、ちゃんと、出来なきゃダメだ。そう、変わるには、今まで、背負い込んで来たモノを全部吐き出しちゃわないとダメだ。まずは、ストイックに。20年前に、この街に出て来た頃のイメ−ジを、探してる。この苦しみってヤツが、次に入った時に、2倍・3倍の喜びになって、帰ってくるのだから。もうひとりのオレの反動ってヤツ。見えないモノを産む、喜び。「オレって これ やるために 産まれて来たんだ」とにかく!「これ」 を考えるコトに集中した。
 まずは、最新型 [dead start MIX2004] リミックスを、ただ、聞かせたかった。そして、そこに、あらゆるジャンルの表現者がセッションで、遊んでもらえるには、、、、、、、
舞台と客席の分離をなくし、その融合を。固定された視点から、移動可能・変化可能な視点へ。閉じられた時間 + 場所から、開かれた時間 + 場所へ。などの問題意識を持って作られるインスタレーション。その全ての魅力を、刻むべく、あらゆる表現がしたい、本来の、人間との、出会いを求めて。様々なカタチの創造に向かって、できる限り、動いた、伝えた、「やっちゃって、くださいなぁ!」を広げるべく!

  人間だから、短い人生は、やりたいってコト、思いっきり
  ヤルっきゃない。
  ホント、一瞬の人生。
  なんだか表現のすすめってのは、面白い。
藤沼伸一・横山和俊・飯島和良・Angelina・石坂マサヨ
市原歌織・井上美紀(LEMONed)・大塚久雄・GerM・Suw
曽我将之・田村誠司・タヒラヤスオ・谷口悠太・ナカタニマイ
名越藤丸・乗松匡人・MASA・宮崎裕太・八木智晴
よしだまさや・雪子・03・町田 康
土屋昌巳 play with 中村達也 & TOKIE・INA+KAZ
が結成するニュ−・ユニット[SONIC STORAGE]
Ra:IN・COCK ROACH・THC!!・3+3・落語家の桂 歌蔵。
役者の内野 智 + 舞踏家の86B210
写真家CANNO with KAYA(蚊帳)
蔵沢佳奈・山田広野 (自作自演活弁映画監督)
そして、hide・松田優作 and more.....
more.more.more.www.deadstart.jp
からも、素晴らしい仲間が、たくさん登場した。そう、参加者すべて。物凄い意外な組み合わせの、、、音楽とア−トをミックスさせたイベントの再スタ−ト。
2004年10月16日クラブチッタ川崎。

すべての人によって違う、生きているエネルギーを。表現を。一同に。「dead start」を。そして、残らず、輝かせてみせる。そんな宇宙に向かった。openと同時に。
会場では、ライヴ・ペインティング・パフォ−マンスが、撮影パフォ−マンスが、上映が、そして、演奏が、スタ−トした。。。

『おまえのGIFTを他人にGIFTしろ!』 あらゆる、個が、人が輝いてる宇宙をめざして。。。新しい1日に向かって。

  『生きてる鼓動を、、聴くんだ。鼓動を、、感じるんだ。すべての自分自身の能力をフル回転させて、、、、
よく似たカタチの魂の鼓動を、、感じるんだ。呼吸のイメ−ジ。血の流れるイメ−ジ。心の底から、笑って。怒って。泣いて。笑って。
生まれた時の泣いてる自分のイメ−ジを、、、思いながら、、、よく似たカタチの魂の鼓動を、、感じるんだ。』って、、、

本物のア−トってのは、ドキュメント。本物のライヴには、評論家って必要ない。生きるって、コト。まだ、まだ、は、どう生きるか、ってコト。そいつを感じた2004年。

  始めなきゃ!そうッ!始まらない!自分が変わらなきゃ、時代なんて、変わんないって、また、実感した。