SAKAGUCHI KEN FACTOY,inc. 2-14-10 Misyuku,Setagaya-ku,Tokyo,Japan 154-0005 TEL:03-3424-2304 FAX:03-3424-2341
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023◆ただ、、ただ、、、、長く続いてる
    一つ叩いた!命!だ!



自分の、人間の、無力さを感じ、天命だとか、自身の存在に、向かって孤独な戦いが、あった1998年。
  お互い超多忙同志!の『J 』と、1週間のオフを利用してのL.A.行きから
帰って、すぐに1999年LUNA SEAカレンダ−の、撮影ア−トディレクションから、デザインから、スタ−トする。REVIVEした5人は、依然タフで、タイトなスケジュ−ルの中、こだわりを持って音楽に、すべての発信するものに向かった。オレも、彼らに、触発されるようガンガン動き回った。
  そんな中、土屋昌己さんが、なんと、9年ぶりのニュ−アルバムをリリ−スすることとなり、オレにオファ−があった。タイトルは、「森の人」。
  『SUGIZO 』が主宰するCROSS レ−ベルからだ。また、ゲストヴォ−カルでなんと、ATSUSHIの名前が!
  『BUCK-TICK』の櫻井敦司を迎えて、、、、、、。
  ゆったりとしたLONDON生活で、どこまでも、土屋さんの平和なライフ感覚や、心、愛、が溢れてるサウンドだった。マスタリング前の音を聞き、、、緑の美しい、深い森のある、LONDONのゆったりとした気持ちに、浸った。ほんと、大きな、やすらかな、包むような、やさしさで、溢れてて、、、、。
  土屋さんとは、なぜだか、一緒に蕎麦をゆっくり食べながら、打ち合わせをした。オレなんかが、誘ったんだけど、どこかの会議室なんかじゃ、イヤでさぁ−。ゆったりとした、日本の、東京の落ち着いたリズムの、大好きな蕎麦やさんが、最高だったのだ。平和!ピ−ス!
  土屋さんには、もうアイデアがあるらしく、、、座敷きに座ってすぐに、土屋さんの愛するAlexisが、書いたイラストをそっと、オレに見せてくれた。その絵は、1曲、1曲を、素直な気持ちで、自由に羽を広げ、手を振ってくれた。で、絵本みたいなジャケット。それも、やさしい、木のぬくもりが、感じられるような、なんて、、、話しは、続いた。ずっと、ずっと、蕎麦やさんの座敷きに、ゆったり居たような気がした、夢のような、大きな、やすらかな、包むような、やさしさで、溢れた時間。素直にデザインを楽しんだ「森の人」の世界、宇宙空間。とても、THE ROCKなデザイン色の強いオレの作品じゃ、ない。もう一人の自分が、いた。
  俺なんかも、前世じゃ、小さな森のイタズラ人も、やってたんだろうか?なんて、ね。その、宇宙空間は、楽しくて、愛に溢れ、おもしろい。


  そして、『LUNA SEA』は、REVIVEした5人で、久々の全国CONCERT TOUR 1998「SHING BRIGHTLY」に出発する。9.24+9.25の、代々木第一体育館での、スタートを。もう待切れなかった、そこに息ずく、すべての人々と、応援した。5人は、ソロ活動を通じて、ますます、その輝きを放っていて、また、オ−ディエンスも、スタッフも、ほんと新鮮で、生まれたばかりの、ポジティヴな魂の輝きを見せてた。素直に、感動したし、「start」って心に刻んだ。
  『ザ・ハイロウズ』のTour1998『メイン・ロブスター'98』こちらも、元気なエネルギ−溢れる、パワフル!フリ−キ−!ポジティヴ!な最高に輝けるガキの心くすぐるパフォ−マンスをもって、全国を巡っていた。渋谷公会堂を訪ね、また、また、ザ・ハイロウズ・パワ−を頂いた。もう!スキップしたくなるし!歌いたい!ハープやりてェ!   で、もって新曲のシングルカットも決まった!『ローリング・ジェット・サンダー』だぁ!削ぎ落とすだけ、削ぎ落とした!彼らのシンプルで力強い!ロックナンバ−だ!なんか、久々にシルクスクリ−ンやりたくなってさ。オレなんかが、中学の時、衝動的にジャケ買いした、アンディ・ウォ−フォ−ラが手掛けたTHE ROLING STONESのジャケット!そう[レコ−ドのジャケットを作る人]になる一つのきっかけになったヤツを!ここでは、パロッちゃえ!なんて直感で!またシルクスクリ−ンの作品を作った。モデルは、もちろん!ヒロトくん!ツア−先のHOTELまで追っかけて!やりました!やりました!ラフを書くんじゃなくて、オレが、まずモデルでポラロイド撮影してさ。
  ホント!アナログ盤でリリ−スしたいなぁ、、、って!今だ!!!原画は大切だ!が!やっぱり!アナログ盤のサイズっていいよなぁ、、、って考えさせられた表現だった。デスクトップじゃ、出来ないアート!!!!
  汗かかない、肉体虐めない、デザイン表現にシフトしてっちゃうのって!イヤだなぁ、、、、って、、、、!!!!
全身も全魂もタップリ込めた音楽に、手先や、、PCの中だけで簡単にやってしまうのって、、、、絶対つまんないなぁ、、、、って。
 
デザインもア−トにも!タフな肉体でしょ!魂でしょ!最高なのは!
  1998.10.8は、川崎クラブチッタにて、1996年1月にイングランドはNOTTINGHAMに滞在中に、LIVEで知り合った友人のMAKIちゃんの紹介で知り合った『PITCH SHIFTER』と、『THE MAD CAPSULE MARKET'S』の正面からの輝けるデジタル+ヘヴィネスの融合・日英決戦が、開催された。

  西海岸をライヴツア−で廻って、そしてオレが、L.A.ロケで作った、PV・新曲『MIDI SURF』を抱えて!フィジカルでダンサブルな、これぞ『THE MAD CAPSULE MARKET'S』っていうステ−ジだった。TAKESHI¥UEDA。KYONO。MOTOKATSU。まさに日本代表!
  で、当たり前だけど、、、、まったく、PV制作してたから、身体に染みこんでる新曲『MIDI SURF』のスゴサ!強烈なインパクト!破壊力ある上に!究めてポップ!POP! なのだ!

、、、いやぁ、、、PV監督やってて、ここまで!うれしかったこは、ない!
  『PITCH SHIFTER』のコンポ−ザ−Johnney.A.Carterには、LONDON滞在中オレから紹介しておいてたが、終演後、『THE MAD CAPSULE MARKET'S』のことが、超リスペクトできた感じで、ほんと、うれしかったよぅ!
  スタ−トきった『 hide 』という男との"再会"は、、、、、、。

10.24. 日比谷野外音楽堂そして、

10.27. 赤坂 BLITZ の『 hide with Spread Beaver 』の、、、って。

  その、ステ−ジが、その日が、、、、

  どうしても、今になっても、思い出せないで、いる。

  そして、どうしたって、感想など、持てない、複雑な感情だった。

Spread Beaverのメンツは、もちろん、オレなんか、比べられないくらい

複雑な感情だから、、、、、、。


とにかく、そのステ−ジには『 hide 』という男は存在していないんだから。

これが、現実。

残った、メンバ−や、スタッフが、待ってるオ−ディエンスが、、、、

あとは、ヤル!か!ヤラナイ!か!イク!か!イカナイ!か!だ。


1998.11.17+18 横浜アリーナでも、同じだ。

  『 hide 』という男は、オレたちの中に、居る!


、、、、あとは、ヤル!か!ヤラナイ!か!イク!か!イカナイ!か!だ。
、、、、スタ−トするか!ストップするか!
すべては、自身次第だから。

自分に聞くしか、ないのだ!
  今、考え、思い返せることって言ったら、
  この時期は、オレの酒呑むスタンスが、もう、過去とは比較すら、できない状態で、なんか、覚醒させようと、逃げちゃおうってイメ−ジで、

  呑み回って、ただただ、街中を、走り回って、呑んで、呑んで、走って、何処までも、夜を明かしてたってことか。


  もう、オレ狂ってます。って感じの人格を創造していっちゃった。

おもちゃの拳銃レ−ザ−ガンを、意味もなく買ってきて、夜の街中で、人を打って驚かせたり、、、、誰にでも、話しかけちゃったりして、、、くだらないコトいっぱいやった、と思う。

眠れないのだ。眠れない。次々と、店を、ハシゴする。

それは、まるで、海外旅行で、限られた滞在日程の中、行動すか、ごとし!

三軒茶屋をスタ−トして、六本木!麻布!新宿!渋谷!もう、夜は眠れない!覚醒して!ギンギンだ!騒いで!はしゃいで!照れなんか、ない!酔っぱらってるから、ね!酒!のチカラを借りて!
  薄っぺらいサカグチケンの人生観やら、イデオロギ−とやらと、一緒いちずに 一本道!ただ、、ただ、、、、長く続いてる。

一つ叩いて見てやるって!

そこに!酒!酒!酒!酒!酒!酒!酒!酒!酒!酒!酒!なんて!

逃げた姿勢が、落第者への、道。一本道!が、

待ってた酒!酒!酒!酒!酒!酒!酒!酒!なんて!逃げた姿勢の一本道!

、、、、。
  自分の中じゃ、ギャグのつもりだから、びっくりさせた後で、いただけるアカの他人からの爆笑っていうか、笑顔が、楽しかったんだけど、も。
  自身の存在に、向かって孤独な戦い!なんて言ったらカッコイイが、なんか、周囲からは、もう、何考えてんだか、何言いたいんだか、わからないってくらい、精神の話しとか、空想の話しとか、ガンガンばらまいてた。
  オレなんか、表現者って、難しいのは、人と、同じじゃダメ!そう!一般人が、簡単に考えられない表現で、勝負しているワケだし。人間が、一般化しないように、これまでも、ずっと、心に決めていたんだけど。
  、、、、それに、しても、それが、度合いを過ぎちゃうと、、、、一般から、もう、大きく離れちゃって、アタマおかしいって、なるんだなぁ、、、。
  笑ってもらえるウチはいいけど、深刻にとられちゃって、心配されちゃったら、ハイおしまい。チャン!チャン!って!そして、はい、さようなら!って、なるんだなぁ、、、。
  それは、久々に母校・高松工芸デザイン科の同級生が、先生を勤めるデザイン学校主催の、デザイン講議のため、RNC西日本放送に行き。
  で、もって、久々に実家に帰った際も、両親から、、、、呑み過ぎで、ワケ分からない精神の話しとか、空想の話しとか、もう、止めどもなくガンガンと吐き出すから、深刻にとられちゃって、心配されちゃった。もう!どこまでが、笑って聞いてたらいいのやらって、感じで。
  ほんとは、両親を前にしても、まだまだ、甘えて、照れくさくて、無力さを感じてた、、、、、天命だとか、自身の存在に、向かって孤独な戦いを、して、、、。
  愛を、素直に、受け取れず。逃げて、借り物の安っぽい人生観やら、イデオロギ−とやらと、バカみたいに、、、、吐き出しちゃって、、、、。
  なんて、ふざけた里帰りなんだろうか。
  何時まで、人の愛ってもの。、、、、、、、、生かす心。育てる心。与える心。全てを許す心。恥をおそれない心、、、、、、、愛を、、、、、、オレは持てないのか。周囲に対して、怒る言葉ばかり、生命力を放棄するかが、ごとく。いつの間にか、身勝手な自己イズムで、固まってしまってた。
  自身の破滅的な行動は、その後も、エスカレ−トしていく。金使いは、とどめ知らずで荒くなり、なんか、ブレ−キが効かない暴走車状態。
  その、ウワサを聞いて、富士山のふもとにある山梨県上九一色村 ・乗馬クラブ『ネイティブビレッジ』 で、時間があれば、乗馬。そして馬のお世話までやるため、通ってた『ANARCHY』のSHIGERUが、「サカグチ!おめぇ、何やってんだぁ!最近わぁア!」って富士山のふもとに呼ばれた。心かよう、言葉少ない、兄貴の教えが、そこには、あった。確実に!
  オレは、風の丘に立って、北斗七星を、そして、流星を眺めた。      一つ叩かれた!命!だ!
 1998年の年末だった。孤独から、抜けだせるよう、強くなれるよう、ひとつだけ進歩したって、自身に勇気付けて、東京に戻った。
  『LUNA SEA』が、TOKYO DOME 2Days公演を。そして、彼らは、初のアジアツア−に向かった。台湾・香港・上海!彼ら5人の輝きを、初心に戻った意気込みで、伝えに、、、、、。

『BUCK-TICK』のメンバ−には暖かい忘年会に呼ばれた。まるで親族。家庭だってくらい、太い、揺るぎない絆が、そこには、ある。

サカグチケンファクトリーは、10年目。

そして、メンバ−もすべて、入れ代わった。

  また、零からのスタ−トだ。

  それぞれの、人生観が、ヴィジョンが、ある。


、、、、あとは、ヤル!か!ヤラナイ!か!イク!か!イカナイ!か!だ。
、、、、スタ−トするか!ストップするか!


  オレは、ヤル!スタ−トする!
[レコ−ドのジャケットを作る人]だ!音楽とコラボレ−トして、みんなを楽しませるんだ!勇気を伝えるんだ!やりたいコトやろうぜッ!って!


  借り物の安っぽい人生観やら、

  イデオロギ−とやらをバラマキに生きてるんじゃ、ない!


心の底から、みんなを楽しませるんだ!感動させるんだ!



音楽とコラボレ−トして!ピ−ス!なのだ!


 
ピ−ス!ヤル!スタ−トする!



ネヴェア!マインド!